阿部定事件〜ふたりの女〜

「阿部定事件〜ふたりの女〜」2話「尼港の惨劇」ネタバレ!【ロシアの大虐殺】

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「阿部定事件〜ふたりの女〜」2話「尼港の惨劇」ネタバレ!【ロシアの大虐殺】
阿部定事件〜ふたりの女〜

 

こんにちは^^

 

 

昭和11年に起きた、阿部定事件。

 

愛人の局部を切り落とし、持ち運んだという、実際に起きた猟奇事件です。

 

この「阿部定事件」ほか、実際にあった悲惨な事件を元に描かれた短編集、

 

安武わたる「阿部定事件〜ふたりの女〜」

 

2話目に収録されている「尼港の惨劇」

 

革命期のロシアに生きた、日本人の女郎の話です。

 

ロシアの尼港で起きた、虐殺事件。

 

ヒロインが見た、悲惨な実態とは?

 

この短編集の中で、一番キツイ話です・・・

 

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「尼港の惨劇」あらすじ

 

あらすじ子
革命期のロシアで起きた、赤軍による虐殺事件。日本人の女郎が見た、革命の残酷な実態が描かれます。

 

大正時代。

 

ロシアの港町「尼港」の「おろしや女郎」として働いていたカヨ。

 

ある日街に出たカヨは、皆とはぐれたところを、ロシア人の青年に救われます。

 

チンピラを拳銃で脅し、カヨを助けた青年。

 

「ヤコフ」と名乗る青年は、カヨとともに店に戻り、客としてカヨを買います。

 

女の扱いがうまいヤコフと、とろけるような時間を過ごしたカヨ。

 

それからヤコフは、頻繁にカヨの元に通うようになります。

 

カヨを連れ出し、尼港の街を案内してもらうヤコフ。

 

しかし道中、日本兵に絡まれた二人。

 

無理やりカヨを連れ出そうとする日本兵に、いきなり殴りかかるヤコフ。

 

日本兵に銃口を向けたヤコフは、

 

「また会おう!」

 

とカヨに言い残し、それきり姿を見せなくなるのですが・・・

 

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「尼港の惨劇」ネタバレ、そして結末は?

阿部定事件〜ふたりの女〜

 

ネタバレ子
ヤコフが去っても、彼のことを忘れられないカヨ。しかし春の訪れとともに、尼港に、赤軍が攻めてきます。赤軍は、裕福な市民を処刑し、財産を奪っていきます。

 

ヤコフとの再会

 

赤軍の兵力に、恐れをなした市議会。

 

彼らは戦いもせず、赤軍に尼港を明け渡します。

 

赤軍の残虐さは、街の噂になっていました。

 

「ロシア人同士の戦いなんだから、日本人には関係ないよ」

 

そう言いながらも、不安そうな店の女将。

 

そんな中、赤軍の司令官から、カヨが呼び出されます。

 

(なぜ私が!?)

 

恐怖に震えながら、指令本部に向かうカヨ。

 

そこで待っていたのは、あのヤコフでした。

 

「カヨ!会いたかったぞ!」

 

実はヤコフは、赤軍の司令官。

 

カヨの元へは、偵察の目くらましのために通っていたのです。

 

その日から、カヨはヤコフの側に置かれ、身の回りの世話をするようになります。

 

(もういろんな男に抱かれなくていい)

 

(好きな男にだけ・・・なんて)

 

幸せに、涙するカヨ。

 

そんな彼女を、副官のニーナがすさまじい形相で睨んでいました。

 

住民の処刑

 

 

ヤコフとともに、幸せな暮らしをしていたカヨ。

 

しかしヤコフが率いる赤軍は、街の富裕層を拷問し、処刑していました。

 

そんな光景に、不安を感じていたカヨ。

 

ついにある日、カヨは、仲良くしていた八百屋のおばあちゃんと、孫娘が連行されているのを見てしまいます。

 

「ヤコフ!あの人たちを助けて!」

 

「エレーナおばさんとナターシャよ、八百屋の・・・っ!」

 

しかしヤコフは、

 

「駄目だ」

 

と、冷たくカヨを突き放します。

 

鳴り響く銃声に、駆け出すカヨ。

 

そこには、無残に撃ち殺された、エレーナと孫娘の姿がありました。

 

(いられない、ここには)

 

(いたくない)

 

あまりのことに、泣き崩れたカヨ。

 

彼女はそのまま、ヤコフの元を去ることにします。

 

日本人への攻撃

 

ヤコフの元をさり、店に戻ったカヨ。

 

しかしカヨの店は、変わり果てていました。

 

赤軍の手下になった中国人や朝鮮人が乗り込んできて、日本人を略奪。

 

店の女たちも、乱暴され、食料を奪われていました。

 

「何しにきたんだい、裏切り者が!」

 

店の女たちは、ヤコフの愛人になっていたカヨを、口々に攻め立てます。

 

一人、店を出たカヨ。

 

しかしそこで、赤軍の兵士に捕まり、

 

廃屋に連れこまれ、めちゃくちゃに犯されてしまいます。

 

「どうせバラすんだからよ、しゃぶり尽くして・・・」

 

(殺される?私・・・)

 

殴られ、犯されるカヨ。

 

その時、近くに爆弾が落ちます!

 

それは日本軍による、奇襲作戦の始まりでした。

 

 

虐殺、そして結末へ・・・

 

しかし圧倒的な赤軍の前に、日本軍は瞬く間に押されてしまいます。

 

そしてそれはすぐさま、日本人への攻撃に変わります。

 

略奪、そしてレイプ。

 

それはもはや、単なる虐殺でした。

 

瓦礫の中、ヤコフを見つけたカヨ。

 

裸のまま、彼女は叫びます。

 

「これが革命なの?これで世の中が良くなるの?」

 

「答えて!ヤコフーッ!」

 

「黙れ!」

 

怒りに任せ、カヨをサーベルで切り裂くヤコフ。

 

倒れたカヨは、そのまま放置されます。

 

やがて、救援の上陸を恐れたヤコフたちは、撤退を決めます。

 

捕虜は、全員処刑。

 

「服や銃がもったいないわ」

 

「身ぐるみ剥いでから、切り殺すか殴り殺すのよ!」

 

残酷な方法で、殺される捕虜たち。

 

さらにヤコフは、敵に物資を渡さないため、街を焼き払います。

 

この虐殺で、ロシア人7000人、日本人700人以上が殺害。

 

日本人で生き残ったのは、ロシア人や中国人の妾・13人のみ。

 

彼女たちは全員、日本軍に助けを求めたと記録に残されています。

 

やがて日本軍の報復を恐れた革命政府は、責任者の処分を決定。

 

ヤコフと副官のニーナは、銃殺刑になります。

 

しかし「尼港」に、元の賑わいが戻ることはなかったのです・・・

 

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「尼港事件」ネタバレ感想まとめ

阿部定事件〜ふたりの女〜

 

感想娘
革命期のロシアで起きた、虐殺事件。きらびやかな革命の、裏の顔が描かれています。ヤコフの情け容赦ない「処刑」シーンは、読んでいて鳥肌が立ちました・・・

 

街を焼き払い、住民を皆殺しにした革命軍。

 

ロシアの恐ろしい歴史の一つです。

 

革命って、一見希望のようですが、どこかで必ずこういうことが起きるんですよね・・・。

 

歴史の裏の顔を、垣間見た気分です。

 

動乱の中、ひたむきに生きた、一人の日本人女性。

 

彼女の強さと悲しみも、とてもよく描かれていました。

 

一人の女郎から見た、尼港の虐殺事件。

 

残酷すぎる事件ですが、カヨの叫びと悲しみが、深く心に残りました。

 

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