声なきものの唄4巻

【声なきものの唄】ネタバレ!4巻15話「望郷」【冷たい現実】

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【声なきものの唄】ネタバレ!4巻15話「望郷」【冷たい現実】
声なきものの唄4巻

 

こんにちは^^

 

13歳で遊郭に売られたチヌが見た、この世の地獄。

 

女郎として生きる、女たちの悲哀を描きます。

 

安武わたる「声なきものの唄」

 

4巻収録、第15話「望郷」

 

「東陽楼を買いたい」と申し出てきた謎の女、吉元タカ。

 

かつて「からゆきさん」だった彼女の、壮絶な過去。

 

この15話でついに、タカ編は完結です!

 

ネタバレ読む前に↓

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「声なきものの唄」4巻前回までのあらすじ

 

あらすじ子
脳卒中で倒れたポール。最初は彼を虐げたタカでしたが、やがてポールに同情し、献身的に介護をするようになります。ポールとの暮らしは、10年に及びました。彼の死後、タカは日本に帰ることにするのですが・・・

 

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「声なきものの唄」ネタバレ!4巻15話「望郷」

声なきものの唄4巻

 

ネタバレ子
退職金がわりに、ポールの遺産を受け取ったタカ。そして彼女は、15年ぶりに故郷に帰ります。しかしそこでタカを待っていたのは、冷たい現実でした。

 

帰郷

 

多額の遺産を受け取り、日本へ帰ったタカ。

 

タカは真っ先に、故郷へ向かいます。

 

(15年ぶりの故郷や)

 

(ああ、やっと、ヤエに会える・・・!)

 

兄弟の中で、一番可愛かった妹。

 

ヤエへの土産の菓子を握りしめ、タカは家路を急ぎます。

 

家に着いたタカが見たのは、弟の広助の婚礼。

 

なんとタカが着いたその日は、婚礼の日だったのです。

 

「タカ!お前、タカか!」

 

驚く兄に、タカは笑って見せます。

 

「おどかそ思て、何も知らせずに帰ったこっちが驚かされたわ」

 

しかし兄の顔は、青ざめたまま。

 

タカはその後、自宅に戻り、兄の嫁に挨拶されます。

 

「タカのおかげで暮らしていける」と、泣いて礼を言う兄嫁。

 

しかし兄は、タカに結婚式に出て欲しくない、と言い放ちます。

 

ヤエの死

 

広助の嫁は、町一番の、老舗の麹屋。

 

「あっちはそら、客商売やから」

 

「外聞悪いのはなあ・・・」

 

弟の言葉に、タカは激昂します。

 

「誰んためにっ、なんのために体売ったと思っとるんや!」

 

「家族を飢えさせたくねえとっ!」

 

そんなタカに、兄は、

 

「皆やっとることやろ」

 

「貧乏な家の娘の身売りなぞ、当たり前の孝行や」

 

と言い放ちます。

 

その言葉に、愕然とするタカ。

 

(あの痛みは、みじめさ、絶望、)

 

(異国の地でたった1人、死んでしまうかと思うた恐怖は・・・)

 

(兄やんたちには、男には、決してわからん)

 

「ヤエはどこや」

 

兄に詰め寄るタカ。

 

帰ってきた言葉は、冷淡そのものでした。

 

「死んだよ」

 

「お前が行って、2年後だったか・・・」

 

ヤエが死んだ。

 

その事実は、タカを奈落の底に突き落とします。

 

金の無心

 

場面は変わり、現在の矢津遊郭。

 

東陽楼を手に入れるため、タカの策略は続きます。

 

腐ったゴミをばらまいたり、東陽楼の悪口を書いた紙をそこら中に張り出したり。

 

荒れる東陽楼を尻目に、タカは遊郭で遊び続けます。

 

そんなタカの元を、弟の広助が訪れます。

 

嫁が兄との同居を嫌がり、別に家を建てて欲しいと言っている。

 

その金を無心に来たのです。

 

「心底関係ねえな」

 

弟に、冷たい視線を向けるタカ。

 

しかし広助は、こともあろうに、

 

「わしがこないになったんは、姉やんの責任やで」

 

「15年も金送られてくりゃ、アテにするんが当然やろが!」

 

「頼むけん、家建てる金出してくれやっ!」

 

と、タカに叫びます。

 

怒り狂ったタカは、旅館の部屋をめちゃくちゃにして、弟を追い出します。

 

(何があかんかったんや・・・)

 

荒れた部屋で1人、タカは涙を流します。

 

若様の助け舟

 

東陽楼への嫌がらせは、さらにエスカレート。

 

ついに女郎達同士で、争いが起こるまでになります。

 

頭をかかえる楼主。

 

そんな中、突然「若様」がやって来ます。

 

驚く楼主に、若様は、

 

「藤富さん、僕はあなたを、」

 

「”見世の主人と娼妓は同じものを食すべし”としているその1点で、信頼に足る人物だと思ってます」

 

「いつでも、僕は味方ですから」

 

と励まします。

 

その言葉に、涙する楼主。

 

そして若様は、「今日は総揚げするから」と、座敷に座り込みます。

 

「さて、名高い東陽楼の方々」

 

「皆さんのとびきりの芸を見せてください」

 

若様の言葉で、店の雰囲気は一変。

 

女達は誇りを取り戻し、磨き上げた芸を披露します。

 

(すげえな、すげえな、若様・・・!)

 

その様子に、ときめきを隠せないチヌ。

 

しかしその時、1人のチンピラが、店の庭に火をつけていき・・・

 

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「声なきものの唄」4巻収録第15話「望郷」感想まとめ

声なきものの唄4巻

 

感想娘
タカが東陽楼を狙う理由は、廓の主になり、家族に恥をかかせるため。それを知ったチヌは、なんとかできないものかと思案します。しかし東陽楼が放火され、事態は急展開!遊郭全員を敵に回したタカの運命は?

 

15年も、家族のために体を売って来たタカ。

 

ようやく日本に戻った彼女を待っていたのは、兄と弟の、冷たい仕打ちでした。

 

さらに、可愛い妹は、とうの昔に死んでいた。

 

その事実は、タカをさらに打ちのめします。

 

ヤケになったタカは、放蕩を続けながら、東陽楼への嫌がらせを続けます。

 

全ては、家族に復讐するため。

 

悲しい話です。

 

だけどラストは、救いのあるものとなっています。

 

全てをなくしたタカが、選んだ「幸せ」とは?

 

涙なしには読めないエピソードです。

 

「からゆきさん」だって、幸せになれるんです。

 

どんな女も、幸せになれる!

 

そんな強いメッセージを感じました。

 

「声なきものの唄」タカ編。

 

心に残る、名エピソードです。

 

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