声なきものの唄3巻

【声なきものの唄】ネタバレ!3巻12話「からゆきの女」【15歳で異国に売られて】

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【声なきものの唄】ネタバレ!3巻12話「からゆきの女」【15歳で異国に売られて】
声なきものの唄3巻

 

こんにちは^^

 

13歳で遊郭に売られたチヌが見た、この世の地獄。

 

女郎として生きる、女たちの悲哀を描きます。

 

安武わたる「声なきものの唄」

 

3巻収録、第12話「からゆきの女」

 

真冬に東陽楼を訪れた、女の客。

 

大金持ちのその客は、突然、「東陽楼を買う」と言い出して!?

 

波乱の幕開けです!

 

ネタバレ読む前に↓

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「声なきものの唄」3巻前回までのあらすじ

 

あらすじ子
東陽楼のお職・巴の過去。牧場を経営する元士族の娘として生まれた巴ですが、実家の破綻で、遊郭に売られてしまいます。失意の中、遊び人・玉吉に騙されかける巴。しかし牧場の従業員だった徳治に助けられ、巴は、本当の愛とは何かを知るのです。

 

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「声なきものの唄」ネタバレ!3巻12話「からゆきの女」

声なきものの唄3巻

 

ネタバレ子
東陽楼を訪れた、きっぷのいい女性客。大金持ちのその女性は、なんと、「東陽楼を買う」と言い出します。その日から、東陽楼に異変が起こり始めて・・・?

 

きっぷのいい女性客

 

正月の松も取れた、ある夜。

 

東陽楼に珍しく、女性の客が訪れます。

 

客の名は、吉元タカ。

 

大金持ちの彼女は、妓(おんな)たちを集め、盛大に宴を開きます。

 

(なんや、格好ええなあ)

 

きっぷのいいその様子に、感心するチヌ。

 

「さすがは矢津遊郭一の東陽楼や」

 

「妓衆がこれほど芸達者とは・・・」

 

言いながら、トシにたくさんのご祝儀を渡すタカ。

 

その様子を見ていたチヌ。

 

踊っていた足が滑り、客のタカに、寄りかかってしまいます。

 

そんなチヌを「気に入った」と笑い飛ばすタカ。

 

そして彼女は、

 

「この東陽楼、ウチが買わせてもらうわ」

 

と、一同に言い放ちます。

 

荒れる東陽楼

 

 

楼主・藤富に、大金を積むタカ。

 

「とりあえず、手付けはこれでええやろか」

 

あまりの金額に、驚く楼主。

 

しかし「東陽楼」は売り物ではないと、タカの申し出を断固拒否します。

 

「番頭、塩まけ、塩っ!」

 

タカが帰ったあと、怒り狂う楼主。

 

それを見ながら、巴太夫は、

 

「妙ななまりがあったな、あんお人」

 

「・・・からゆきさん、だったかもな」

 

と、呟きます。

 

しかしその日から、東陽楼の雰囲気は一変。

 

「オウオウ、なんでえ、こん酒は!?」

 

「すっぱくなった安酒じゃねえか!」

 

ガラの悪いチンピラが訪れ、店は荒れ放題。

 

彼らは酒を投げ、店を壊し、女達に乱暴をします。

 

「どないしたんや、東陽楼は」

 

「ここんとこ、ガラの悪い客ばかり」

 

噂はたちまち広がり、東陽楼に、客が寄り付かなくなってしまいます。

 

タカの企み

 

「どう考えてん、あんお客のしわざでしょう」

 

お職・巴と、話し合う楼主。

 

「女と思うて、甘う見とったわ」

 

しかし、事態はさらに深刻に。

 

毎晩女達が客引きをする小部屋に、墨汁がかけられます。

 

それは女達の着物にもかかり、汚された小蝶は、大声で泣き出す始末。

 

そこに、タカが現れます。

 

「あらあらまあ、大変やねえ」

 

笑うタカに、凄む楼主。

 

「ずいぶんと、おもろい真似してくれはりますな、吉元さん」

 

しかしタカは、楼主に笑顔を返し、

 

「売る話なら、いつでん聞きますわ」

 

「そうそう、うちな、松井組の親分とも”じっこん”にさせてもらってますんやで・・・」

 

と、ニヤリと笑ってみせます。

 

「からゆきさん」

 

と、去っていくタカを追う、チヌ。

 

「吉元様!」

 

「あのっ、吉元さんて、からゆきさんやったんですか?」

 

チヌの率直な物言いに、驚くタカ。

 

しかし、チヌの姉が「からゆきさん」として、外地に売られたかもしれない。

 

だから「からゆきさん」のことが少しでも知りたい、というチヌの言葉を聞き、

 

タカは少しずつ、自分の過去を語り始めます。

 

15年前。

 

15歳だったタカは、両親を亡くし、兄弟4人で小さな畑を耕して暮らしていました。

 

ゴザを敷いたきりの、小さなあばら家。

 

病気がちの妹と、兄、いつも腹をすかせた弟。

 

家のことをしながら、タカは、その日その日を必死に暮らしていました。

 

しかし金はなく、幼い妹に、好きなものも買ってあげられない。

 

そんな中、タカは、街中で1人の女に声をかけられます。

 

「あんた、稼ぎとうないか・・・?」

 

それは、外国で、奉公するという話でした。

 

西洋旅館で、女中をやるという「仕事」。

 

多額の前金をもらったタカは、兄弟達のため、外国へ働きに出ることを決めます。

 

「姉やん、どっかいってしまうんか・・・?」

 

喜ぶ兄と弟でしたが、妹のヤエは、姉恋しさに涙を流します。

 

しかしタカは、家族のため、港に向かいます。

 

密航のため、船倉に押し込められて、一ヶ月。

 

着いた先は、シンガポール・マレーの「娼館」。

 

タカはそこで、いきなり裸にされ、女郎の競りにかけられるのです・・・

 

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「声なきものの唄」3巻収録第12話「からゆきの女」感想まとめ

声なきものの唄3巻

 

感想娘
女郎仕事なんて聞いていない!と、逃げ出そうとするタカ。しかしここは海の向こう。あっけなく捕まったタカは、ベッドに縛り付けられ、そのまま客をとらされるのです・・・

 

東陽楼を買いたい!

 

女の身でありながら、大金を手に、突拍子もない話を持ち出してきたタカ。

 

しかし彼女には「からゆきさん」としての、壮絶な過去がありました。

 

15歳で、兄弟達のため、海外に奉公に出たタカ。

 

しかしそこは、想像を絶する世界。

 

初日にいきなり縛り付けられ、10人も客をとらされるタカ。

 

痛みと絶望に、死さえも考えた彼女ですが・・。

 

ここから、元「からゆきさん」タカの、すさまじすぎるエピソードが始まります。

 

心も体を悲鳴をあげるような、痛ましい思い出です。

 

かなりキツイ描写ばかりですが、渾身のエピソードだと思います。

 

果たして、タカがたどった運命とは?

 

4巻が待ちきれない!

 

そんな内容でした。

 

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